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野鳥の素顔 <野鳥と日々の出来事>

カワセミ 高速通過2010.7.22記事参照


by Wao!

宵の明星は今欠けている

”明けの明星”、”宵の明星”で知られている金星は地球に一番近い惑星で、見かけが大きいことと、表面の反射率が高い(太陽光の78%を反射)ことで、地球から見ると
最も明るい惑星であり、一番明るく輝く時で-4.7等級と超明るい星です。今、西の空で”宵の明星”として、その明るさが実感できる時です。
金星は地球に対して、半径が0.95倍、重さが0.82倍で、太陽の周りを225日で1周しているので、平均で584日毎に地球と会合している。
金星の軌道で太陽と地球の間を通過する側の半円軌道で、太陽と地球の間に来た時を内合と言い、太陽の光を遮るので見えない状態(月で言う新月)、又太陽の向こう側を
周る半円軌道で太陽の真後ろに来た時を外合と言い金星が丸く見える状態(月の満月)で、今の金星は東側が欠けているので、東寄りの外合軌道を移動していることになる。

自作のパーティノフマスクを使って明るい金星でピント合せを行う  ピントが合うとこんな感じになる 6sec
宵の明星は今欠けている_c0198669_21381077.jpg

明るい金星の周りの光を入れて撮った状態 4sec 左上が少し欠けている 以下4枚等倍切り出し
宵の明星は今欠けている_c0198669_21382033.jpg

画像処理で周りの光を取り除いた状態 4sec 左上の欠けが見やすいが未だ膨らんだ感じがする 
宵の明星は今欠けている_c0198669_21384470.jpg

シャッター速度を上げて周りの光を除いて撮ると同じ焦点距離でも像が小さくなる s1/50 この形が正常で欠けの状態がよく分かる
宵の明星は今欠けている_c0198669_21385220.jpg

さらにシャッター速度を上げると像はもっと小さくなるが形状が不安定になる s1/200 実際にはかなり欠けていることが分かる
宵の明星は今欠けている_c0198669_21385915.jpg

Kasai BLANCA-110ED / Pentax K5
by doi_masanori | 2013-09-26 00:00 | 天体